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外壁の補修・塗装

1.まずは掃除

屋外の塗装作業なので晴れた日を選び計画的にやりましょう。デッキブラシやほうきなどで壁面の汚れや油分を落として、乾燥させてから、補修・塗装に取り掛かります。

2.補修
モルタル壁のひび割れ補修剤 ひび割れの大きさ 補修剤 種類
1mm以下のひび割れ 防水剤 住宅用浸透性防水剤・住宅用浸透性防水剤スプレー
1mm以上のひび割れ 充填剤 アクリル系・変成シリコン系・樹脂セメント系水止め剤
大きなひび割れ、ハガレ モルタル 家庭用セメント(セメント防水剤を混入すると防水効果が高まります)

●1mm以下のひび割れ

住宅用浸透性防水剤/スプレータイプ 1mm以下の細いひび割れの場合は防水塗料をスプレーします。液体がモルタル内部にしみ込んで防水層を作ります。ひび割れとその周囲にぬれるぐらい拭きつけ、完全に乾いてから塗装してください。ひび割れが広範囲にわたる場合は、液体タイプを使って刷毛で塗ることも出来ます。なお、塗装に水性外壁用弾性塗料を使う場合は補修は不要です

●1mm以上のひび割れ

1mm以上のひび割れはドライバーの先などで中をさらい、きれいにしてから充填します。充填剤をひび割れに塗りつけたら、ヘラなどで伸ばしならします。

  • ・アクリル系充填剤水性なので使いやすいのが特徴。充填後1日たってから塗装します。
  • ・変成シリコン系充填剤耐候性に優れているのが特徴。塗装は充填後3~4時間たってから、3日以内に行います。
  • ・樹脂セメント系充填水止め剤湿っていても充填できるのが特徴。塗装は2日たってから行ってください。
図:下地の調整
3.マスキング
1.マスキング

窓枠・桟・ひさしなど塗料がついて困るところを新聞紙やマスキングテープでおおいます。地面など足元のマスキングも忘れずに。

4.塗装
2.塗りにくい箇所スジカイバケで

壁が風化している時などは、まず下塗りシーラーを塗るといいです。

戸袋の四隅、たてどいの裏などはローラーバケでは塗れないところ、塗りにくいところはスジカイバケやミニバケを使って塗っていきます。そして広い面をローラーで塗ります。

3.広い面をローラーバケで

ローラーバケに塗料を含ませたら何度か転がして、塗料を均一になじませてから塗ります。ローラーを壁面につけて「Vの字」に塗り進めていきます。広い面積なので3~4㎡を1つの単位として平均した塗膜をつけていききます。塗料がはねないようにゆっくりと押さえるように転がしてください。

5.マスキングを取り除く

塗り終えたら、塗料が完全に乾燥する前にマスキングをはずします。

●ブロックの下地調整と塗り方

1.目地のひび割れ、カケ落ち
目地のひび割れ、カケ落ち
カケたりひび割れた目地剤をタガネで取り去ってください。そのあと水を打ち、固めに練ったモルタルを奥のほうに塗りこみます。乾燥するのを待ってから、目地ゴテで柔らかめのモルタルを仕上げ塗りします。
2.小さな破損の場合
小さな破損の場合
破損部に小石を詰めてから水を打ち、固めに練ったモルタルを塗りこみます。
3.スジカイバケとローラーバケで
塗装
ブロックの目地と隅の部分はスジカイバケで、広い面はローラーバケを使用します。