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気分も一新!障子の張り替え

今、障子の種類には、アイロンで貼るものやプラスチック障子、通常の紙より強いコーティング紙などさまざまあり、ライフスタイルに合わせて選べます。今回は一枚貼りタイプの障子紙をノリづけで張り替えします。

必要な道具
  • ・ノリバケ 水溶きノリを使用するときに必要です。
  • ・カッターナイフ 刃を折ってよく切れるようにしておくときれいに仕上がります。
  • ・カッターガイド 桟に合わせて固定できるので便利です。または定規(30~60cm)で。
  • ・セロハンテープ 仮止めにつかいます。
張り替えにチャレンジ
桟に水分を含ませる
1.古い障子紙をはずす

ハタキでホコリをはらって、裏からノリバケかハンドスプレーで桟全体にたっぷりと水分を含ませます。


下のほうからはがす
2.下からはがす

2~3分おいてから、下の方からゆっくりとはがしていきます。また障子紙をはがす専用の「はがし剤」を使うのも効果的です。


桟をきれいに拭く
3.桟をきれいに拭く

障子の桟をきれいに拭きあげて、かげ干しします。ノリ残りのあるところは、割り箸でこすると桟に傷をつけません。
※桟が濡れているところに障子紙を張るとシミができるので、注意してください。


紙を仮止めする
4.障子紙を仮止めする

ノリがたれてもよいように、下に新聞紙などを敷いて障子を寝かせます。ノリをつける前に、障子紙を50cmぐらい広げ、障子の一方のフチに合わせて、曲がっていないのを確かめてから、セロテープで3・4箇所止めておきます。


紙を外に置く
5.巻いた障子紙は外に置く

仮止めした障子紙は、シワにならないようにそっと巻き戻し、障子の外におきます。


のりづけ
6.ノリをつける

今回はチューブ入りののりを使用します。キャップにガイドがついていて、押し出すだけで桟の中央に線上に糊付けができます。ノリは1~2mm程度出していきます。ノリ付けするとき、つけ忘れがないよう、乾いたところがないように充分注意してください。

ノリバケで行う場合は、障子用のノリに少しずつ水を入れて溶き、桟にノリバケでノリをつけていきます。


紙を張る
7.障子紙を張る

障子紙を一気に転がして張り、桟の部分を手で軽く押さえます。


余分な紙を切る
8.余分な障子紙を切り取る

周囲はカッターガイドをあてながら、余分の紙を切ります。ほんの少し段になっている「紙じゃくり」があれば、それに合わせて、ないときは6mmぐらい残して切ります。


完成
9.完成

周囲の紙を切り取り、完成です。霧吹きについては、障子紙によって違うので、障子紙の説明書を読んでください。


障子

ノリが乾いたら、紙もピッとなり、きれいに張れました。今回使用した障子紙は「竹」模様の透かしが入ってます。お部屋のイメージチェンジにも、障子の張り替えにぜひ挑戦してみてください。