ひとめでわかる!電動工具早わかり表
穴あけ・ねじしめ
穴あけ・ねじしめ
パワフル!ネジ締め作業に不可欠
- 品名
- インパクトドライバー
- 機能
- パワーがあって、主に木材を緊結する野に最適。通常の回転に打撃(インパクト)を加え、よりパワフルにネジ締めができます。ネジ締め、ナット締めなど多用途。穴あけ作業もこなします。
- 使い方のポイント
- 引き金を少しだけ引き、ゆっくりスタートさせるようにします。強くやるとネジがつぶれるので、軸を合わせ、しっかりと押すことが重要です。
- 電源について
- 電源は充電式のコードレスタイプと、100V電気コードタイプがあり、コードレスタイプはいつでもどこでも使えますが電池がなくなると使えないという欠点もあります。コード式だと電源の確保に注意が必要ですが、パワーが持続するのが強みです。
穴あけ、ネジ締めの繊細な作業に向いている
- 品名
- ドリル・ドライバー 充電
- 機能
- クラッチを調節して締め付けトルクの強さを段階調整できます。クラッチ目盛りを最大トルク(ドリルマーク)にすることで、通常の電気ドリルとして穴あけ作業にも使えます。
- 使い方のポイント
- ビットやドリル刃を装着するチャックは、締め付けて取り付けるタイプで、丸軸でも六角軸でも使用できます。チャックキーを必要としないキーレスチャックが主流で、装着はワンタッチ。チャックノブを回すだけで、簡単にしっかりと取り付けることができます。
- 電源について
- 電源は充電式のコードレスタイプと、100V電気コードタイプがあり、コードレスタイプはいつでもどこでも使えますが電池がなくなると使えないという欠点もあります。コード式だと電源の確保に注意が必要ですが、パワーが持続するのが強みです。
持続力とパワーを必要とする穴開けに
- 品名
- ドリル・ドライバー 電気
- 機能
- 穴を開けるためのシンプルで頑丈、壊れにくく、長く使える工具です。一般には一定の回転方向(右方向)で一定の回転スピードというのが多く、多機能タイプでは、回転方向が変えられるものなどがあります。
- 使い方のポイント
- 二段変速とスピードコントロールスイッチ(無断変速)は、回転数をコントロールするもので、作業内容よって回転を自由に調整できます。スイッチで回転方向を変えることができます。
- 電源について
- 電源は充電式のコードレスタイプと、100V電気コードタイプがあり、コードレスタイプはいつでもどこでも使えますが電池がなくなると使えないという欠点もあります。コード式だと電源の確保に注意が必要ですが、パワーが持続するのが強みです。
コンクリート、石材の穴あけに
- 品名
- 振動ドリル
- 機能
- 通常のドリル回転に、軸方向への打撃を加えることで、前後に振動をしながら、回転して穴を開けていきます。このため、硬いコンクリートにも穴開けが可能になります。
- 使い方のポイント
- コンクリートなどに穴開けする場合、ドリル刃はコンクリート専用でないと役に立ちません。補助ハンドルでしっかり保持
浅い穴ができるまではゆっくりのスピードで開け、ドリル刃が横に動かないで前に進むようになると、身体全体で押すようにして開けていきます。
キーレスチャック
インパクトドライバーの先端につけてドリルビットの装着をすれば穴あけ作業ができます。
六角軸ビット
六角軸のプラスビットとマイナスビット。多くは両端が使えるようになっています。
下穴キリ
ネジ締めの下穴あけには、専用の下穴キリビットがあり、穴をあける材質によって使い分けます。
コンクリート用
先端に特殊鋼を用いたもので、硬いコンクリートも砕いて進みます。通常のドリル刃では刃が簡単に欠けてしまいます。
切断
木材カット作業に定番中の定番
- 品名
- 電動丸ノコ
- 機能
- 日用大工には必需品で定番中の定番です。カットするための機能として、切り込み深さとノコ刃の傾斜角度を調整するツマミがあります。
- 使い方のポイント
- 円形のノコ刃が高速回転するため、危険な工具でもあります。使用方法を完璧にマスターして安全に使うことです。安全第一に作業するには、まず、丸ノコの構造、仕組みを理解し、どのような行為が危険かを知っておくことです。右手で持った場合は、左側に重心がかかるため、左側を固定する側とします。
安全で、正確で、作業性も抜群
- 品名
- 卓上スライドソー
- 機能
- プロは必ず使う切断工具です。本体に材料を完全固定し、丸ノコ部は半固定で、押し切るような形でカットします。安全で作業性も抜群、角度切り、傾斜切りも正確で自在です。
- 使い方のポイント
- 材料を置いて固定し、ノコ刃を下ろすだけです。材料をベース基点にしっかりとあわせることがポイントです。
チップソー・切断砥石
木工用、アクリル・プラスチック用があります。石材や鉄工用には切断砥石を使います。
丸鋸定規
電動丸鋸専用です。本体使用にガイドとして使います。角度や勾配を任意で設定できます。
曲線をカットするには不可欠
- 品名
- ジグソー
- 機能
- 細長いノコ刃(ブレードという)が前後運動してカットしていく仕組みで、手動のノコギリのような働きをします。スピードが遅く、比較的安全な工具なので、初心者でも使うことができます。
- 使い方のポイント
- 本体のベースを材料にしっかりと押しあててゆっくりとスタートします。ジグソーのブレードは1点支持のため、厚い材料では自然に傾きができてしまいます。本体ベースを角度で調節して角度切りもできます。
ブレードの種類
ブレードの種類 木材用、鉄材用、ステンレス用、合成樹脂用、FRP用など。また、仕上げ、曲線専用、ロングタイプなどもあります。
木工作
木材の装飾加工や切抜きに
- 品名
- ルーター
- 機能
- 木材に画取りをしたり溝を彫ったりする電動工具が「ルーター」です。ビットには様々な形をしたものが用意され、装飾の画取り、溝切り、窓抜きなどをこなします。
- 使い方のポイント
- パワーがある分、大型になっていて、両手でハンドルを保持するようにできています。そのため材料は完全固定が鉄則です。ビットが回転する方向、ビットを進める方向を常に頭に入れておくこと。
進める方向は外周りをカットする場合は左回り、内周をカットする場合は、逆の右回りに進めていくのが鉄則です。
ビットの調整
ビットの調整 ハンドルを持って押し込むとビットが事前に設定した深さで止まり、作業が終了して手をゆるめるとスプリングで持ち上がります。切り始めや切り終わりの操作がやりやすく、かつ安全に作業できます。
小型で扱いやすい日曜大工向き
- 品名
- トリマー(ルーターの弟分)
- 機能
- 片手で操作できるように小型化したもので、ルーターと比べると、かなりの小ささです。小物の装飾加工にはトリマーで十分。機能はシンプルで、簡単な深さ調節ができるだけです。
- 使い方のポイント
- ビットが高速回転するため、持っている手が振られる感じがします。ルーター同様にしっかり保持して使うことが基本です。コロ付きビットが主流。回転するコロによって動きがスムーズになります。
ビット装着
基本はナット締めです。ビットの軸をチャックにいれ、付属の2本のスパナで締め付けます。ビットは高速回転するので、確実に締め付けることが大切です。
難しいカンナ作業を容易にする
- 品名
- 電気カンナ
- 機能
- カンナ刃が高速回転して、木材を削っていく道具。木材の表面を滑らかにしたい、木材の厚さを薄く削りたい、材料の不陸(ふりく=凹凸のこと)を直したいなど、限定した作業に割り切ったほうがよいでしょう。
- 使い方のポイント
- 回転するカンナ刃の前後にテーブルがあり、前のテーブルだけが調整ノブで上下に動きます。カンナ刃の回転軸と後ろのテーブルは完全固定です。前のテーブルと後ろのテーブル(カンナ刃の位置と同じ)との差が削れる厚さとなります。両手で本体とハンドルを持って、ゆっくり一定のスピードで進めます。
切断の深さ調整
調整ノブを回すことで、前テーブルが上下し、切削の厚さを決定します。
めんどうな木材の研磨が楽に
- 品名
- 電動サンダー
- 機能
- 主に平面を研磨します。研磨面が四方形のオービタルサンダーが一般的で日曜大工向き。本体に取り付けたサンドペーパーが細かい円(偏心)運動をして研磨していきます。
- 使い方のポイント
- 使い方は難しくありません。スイッチを入れ、本体が細かく振動するので、両手でハンドルを持って押さえ、動かすだけです。研磨面が三角形のものもあります。先端が小さいので狭い場所も研磨できます。
サンドペーパーのサイズ
サンドペーパーのサイズ サンドペーパーの番手は3種類ぐらいそろえ、荒、中、仕上げと順にかけていくのが基本で、実際の研磨面積はサンドペーパーのサイズよりほんの少し小さくなります。
石材や金属などの研削と切断
- 品名
- ディスクグラインダー
- 機能
- 金属や石材などの研削や切断に使われます。用途に応じた各種のディスクを装着することで金属のサビ落とし、ブロック、レンガの切断、鉄板、鉄筋の切断など、幅広い用途に使うことができます。
- 使い方のポイント
- 安全を最優先に
本体にハンドルを付けて回転軸をしっかりと保持することが望まれます。保護用の皮製手袋や保護メガネの着用も、面倒がらずにしておきましょう。
金属のバリ取りや刃物研ぎに
- 品名
- 両頭グラインダー
- 機能
- ディスクグラインダーの切削砥石を固定して、材料の側を動かすようにしたもの。金属加工でのバリを取ったり、金属の成型、研磨、刃物の荒研ぎなどが主な仕事です。
- 使い方のポイント
- 砥石は手前に回転し、支持台(刃物ガイド)に材料の一部を固定しながら、少しずつ角度を調整したり、移動させたりして研削していきます。ノミやカンナの刃の荒研ぎ、刃物研ぎ、ディスクグラインダーでは危険な小物の研削などに役立ちます。
ディスクの交換
ディスクの交換は、駆動軸をロックし、ホイルナットを緩めて取り外します。
ディスクの種類 | 用途 |
---|---|
研磨砥石 | 各素材別に |
切断砥石 | 石材や鉄工材の切断に |
サンディングディスク | 塗装はがしに |
ワイヤーブラシ | サビ落としに |
多羽根ディスク・ダイヤモンドホイール | レンガ・ブロックに |