花苗を楽しむ~ペチュニア~
今年こそお花いっぱいにしてきれいに咲かせたい!種類も多く、たくさんの花が楽しめるペチュニアで春のガーデニングを楽しみましょう。
ペチュニアは生育旺盛で、次々と花をさかせ、株のボリューム感もでるので、お手入れさえすれば春から秋まで楽しめる花です。
植え込むまえに
植え株数は1鉢3株を目安に花の性質と飾り場所に合わせて決めます。地面をはうようにして広がるクリーピングタイプや立ち性タイプなど、花の性質と飾り場所に合わせて、鉢と植え込みの数を決めましょう。
◆植え株数の目安(単位:株) ※1号=3cm
丸鉢 |
横長プランター |
スタンドタイプ |
つり鉢 |
壁掛け |
|
5号 | 1 | – | – | 1 | – |
6~8号 | 2~3 | 2※30~40cm角 | – | 2 | 2 |
9~10号 | 3~4 | 2※50~60cm角 | – | 3 | 2 |
28~32号 | – | – | 3 |
3 | – |
32~43号 | – | – | 4 | 4 | – |
コンテナ選びのポイント
コンテナを購入するときは、まず鉢の置き場所を決めて、それに適した形状のものを選ぶこと。そして、植栽する植物の特性や配置場所の条件、周りの景色との調和を考えて、素材や色合いを決めましょう。素焼き、プラスチックそれぞれ素材の利点はありますが、できるなら同素材で揃えたほうが美しくまとまります。
◆テラコッタ(素焼き鉢)
通気性・通水性がよく、どんな植物にもやさしく適合しやすい素材。デザインも多彩で、時間が経つほどに風化して趣のある風合いになるのが魅力です。
欠点としては、重量があって割れやすいこと。また、乾きやすいので、ひんぱんに水やりする時間のない人にはプラスチック製のほうが管理しやすいかもしれません。
◆プラスチックポット
軽量で強度な素材で、ハンギングしたり、鉢を頻繁に移動させる時に便利です。特に大型のコンテナの場合は、このメリットが大いに役立ちます。ただし、素焼き鉢に比べて排水性があまりよくないので、根腐れしないように注意が必要です。
上手に咲かせる5つのポイント
1.土づくり、植え込み
有機質に富んだ水はけの良い土を使用します。緩行性の肥料をたっぷりすきこんでおきます。苗は根詰まりを防ぐためにポリポットからだし、すぐに植え込みましょう。
この時、根を傷めないように、できるだけポットの土は落とさないでください。
2.水やり
水やりのコツは、土の表面が乾いてきたら、たっぷりと与えること。
株元にしっかりとかけましょう。時間帯は午前中に、夏は多めに、冬は少なめに。また追肥として、月2回くらいの割合で液肥を与えましょう。
3.摘芯
苗を植え込んだら心をオニにして、鉢からはみ出した新芽の部分を摘み取りましょう。その結果咲く花の数もぐっと多くなるのです。
2~3回繰り返して、鉢全体が葉で覆われるようになったらパーフェクト。
4.花がら摘み
咲き終わった花をこまめに摘むことは、長く楽しむコツです。摘まないでおくと結実して、そちらに養分が取られてしまうのです。
また、傷んだ花がらはカビや病気の原因にもなるのでキチンとピンチしましょう。
5.切り戻し
満開になったら切り戻しを繰り返すことで秋まで花を楽しめます。鉢の周りに沿うように、株元から15cmくらいのところでピンチしていきます。大切なのは、株元に葉をきちんと残すこと。
梅雨時は、湿度が高くなるため、用土が過湿気味になります。水のやりすぎは、根腐れの原因になるので注意しましょう。長雨が続く時は、なるべく雨にあてないよう、鉢を軒下などに避難させてください。また、込み合った枝はすいたりして、風通しをよくするように心がけましょう。