ジャガイモの作り方
ジャガイモは、休眠から覚め、芽が2~3個出てきた物が植え付けの種イモとして最適です。また生育期間が短いので、肥料は元肥に重点をおきます。畑以外でもプランター、米袋などで栽培できるので気軽に始められる作物です。
育て方のポイント
1.連作しないこと
3~4年ナス科の野菜を栽培していない所を選びます。
2.種イモをつかう
普通の食用のイモなどを種にして育てると、生育をわるくしたり、収穫できなかったりします。必ず種イモとして販売されているものを使うようにします。
3.土寄せをする
土寄せはイモの着生を良くして、露出によるいもの緑化を少なくするなど、とても大切な作業です。
土作り
- 1.出来るだけ深く耕し、やわらかくしておきます。
- 2.植え付け10日ぐらい前に、元肥として化成肥料を1㎡あたり100gと堆肥3L、石灰を約50gを施すか、またはバーク堆肥とイモ専用肥料を施して土に良くなじませておきます。
種イモの切り方
種イモは30g位にするため60gのタネイモは二つ切りに、100g位のタネイモは三つ切りにします。小さいタネイモの場合もそのまま植えるより、切ったほうが収量が増えます。切った面は腐らないように草木灰に付けます。
植えつけ方
霜の心配がなくなる3~4月ころに植えます。うね幅は60~70cmにして深さ15cmほどのみぞを掘ります。タネイモの切った面を下にして6~8cmの深さ、株間20~30cmで植えます。
また3%ダイアジノン粒剤を土に混ぜると害虫による被害を防ぐことができます。
植え付け後の管理
芽かき
植えつけてから15~20日で発芽します。茎が10~15cmに伸びた頃、勢いの良い2本残してそれ以外の茎は、丁寧にかき取ります。タネイモまで掘り起こさないよう株元を手で押さえ、欠く芽を倒すようにして付け根から横に引き抜きます。このとき5cm程度土寄せをします。
追肥
追肥は芽かきをするときと、その後15日ほどたった頃にやってください。またこのときも土寄せをします。
収穫
植えつけて3ヶ月くらいたち、葉が黄色く枯れてきたころ掘り上げてください。日の光をさけて保存します。
畑以外で育てる
プランター栽培
1.深さ30cm以上のプランターに20cmほど土を入れ、肥料(畑で作る時の2倍)を入れて混ぜます。【1株あたり20g】
2.深さ5cm程のところに種ジャガイモを植え、出芽後20日後に土を10cmかけます。開花後、生育が止まり、葉や茎が黄色くなったら収穫です。
ふくろ栽培
米袋を使って育てることも出来ます。
1.深さ20cmほど土を入れ、肥料(畑で作る時の3倍)を入れて混ぜます。【1株あたり30g】
2.深さ5cm程のところに種ジャガイモを植え、出芽後20日後に土を10cmかけます。開花後、生育が止まり、葉や茎が黄色くなったら収穫です。