南瓜の作り方
南瓜は日当たりが悪いと、実がならないし、湿り気は少なめにして乾燥気味にしないと味がのらないのでその点に注意してください。
育て方のポイント
1.水はけの良い場所に植える
湿気を嫌うので、水はけの良い場所に植えます。畝立てを少し高めにします。
2.追肥の量は少なめに
肥料を多くやりすぎるとツルぼけし、落果しやすくなるので注意します。
3.人工授粉は早朝に
人工授粉は必ず朝のうちに行います。
畑の準備(坪当り))
①植える1~2週間前になったら苦土石灰、消石灰1㎏づつを畑全体に散布して土とよく混ぜてください。
②5~7日前になったらチャンピオン堆肥10㎏をふり、化成肥料を500gくらい散布してください。その時過リン酸石灰、焼成骨粉をやっておくといいです。
植えつけ方
畦幅90cmくらい、株間60cmくらいでキュウリの地這作りの要領でうね立てを行います。数が少ない場合は苗を植える場所を円状に耕し、少し高くしておいて植えても良いです。
4月中旬に植える場合はトンネル、マルチや苗帽子をしてください。トンネルをしない場合は5月中旬に植えつけます。
風のない暖かい日に植えれば植え痛みが少ないです。水は植え付け前に植え穴にやり、鉢土はくずさないように注意してください。
苗帽子やトンネルが葉に触れるようになったら、頭をさいて外気に慣らし、2~3に日したら取り除きます。
整枝の仕方
①1本仕立て:親づる1本をそのまま伸ばします。
②2本仕立て:親づる1本と元のほうから発生した子づる一本をのばします。
③3本仕立て:親づる1本と子づる2本をのばします。
このように整枝する以外の子づる、孫づるは早めに取り除きます。親づる子づるとも適当に間隔おいて同じ方向に向けます。雌花がついた節から出る子づるは特に落果の原因になるので早めに取り除いてください。
追肥
つるの伸びを見て施すが、時期としては1番目になった実がコブシ大になったら行います。つるの伸びが激しい時には少なくします。実がつくまではつるの伸びが弱いほうが実の止まりが良いです。
一般的には化成肥料を1回に400gくらいやります。
その他の管理
雨降りや曇天のため、昆虫の少ないときなどには、人工授粉といって雄花の花粉を雌花に付けてやると、着果が良くなります。
①ホルモン処理
②収穫
- 1.窒素過多にならないよう、チャンピオン堆肥を主体に肥料をやり、つるの伸びを見て、化成肥料を追肥する。
- 2.整枝の仕方を決めて、早めにやること。
- 3.人工授粉をやること。(雄花を雌花に付けるかトマトトーン60~70倍液を雌花の柱頭にひたるよう流し込みます。)
- 4.日当たりがよく、排水の良い場所を選んで植えつけること。
病害虫の防除
南瓜は病気や害虫には強いが、うどんこ病にかかりやすいので梅雨明けの湿度の高い時期になる前に、モレスタン水和剤などの薬剤散布をしてください。