『隠し球根』 『重ね植え』で、あなたも寄せ植え上級者!
せっかくの花壇を春まで放っておくのはもったいない!!
球根の2パターンの植え込みテクニックで、秋~冬~春と、花がたえないお庭を演出してみましょう!
1.球根の植え方の基本を知りたい
2.ボリューム感いっぱいのゴージャスな寄せ植えにしたい
3.秋~春の間長い間花を楽しみたい
4.キッチンやリビングで花を楽しみたい
5.自分の庭に球根のスモールガーデンを作りたい
1.プランターに球根を植えよう!~チューリップの場合~
球根を植えるのは実はとっても簡単です。たくさん植えて花いっぱいの春を迎えましょう!
チューリップなどの秋植え球根はある程度長く低温にあてないと花付が悪くなります。寒さが長く続く東北地方は、12月下旬までに植えれば開花が遅れません。
●準備するもの
- プランター各種
- 球根
- 花と球根の培養土 15L
- 球根の肥料 500g
- 鉢底の石 6L
植え方
1. 鉢底石を敷く
水はけと通気性をよくするため「鉢底石」を敷きます。
2. 培養土を入れる
その上に、培養土を鉢の深さの1/3ほど入れます。
3. 肥料を入れる
肥料を薄く均等に散らします。
4. 培養土をかぶせる
その上にさらに培養土を入れます。
5. 球根を並べる
球根を並べます。球根同士をすき間がないよう密植させると、咲いたとききれいに見えます。
Point! 球根の向きに気をつけましょう
球根は葉がどの方向に出るかある程度決まっています。植えつける際は芽の方向をそろえると葉が揃って、きれいな形に育ちます。
6. 土をかぶせる
球根が隠れるくらいに培養土をかぶせ、全体を押さえます。
7. 水を与える
植え付け完了。鉢底から流れ出るくらい水をたっぷり与えます。
8. 液肥を与える
芽が出てきたら液肥を与えると生育がよくなります。
Point! 容器栽培での植え込み方
鉢やプランターなどの容器栽培では深さが限られるため、花壇に植え込む深さにすると根が充分に成長できないので、浅植えにします。原則として『球根がかくれるほどの深さ』が目安。植え込む間隔は球根の幅と同じだけあける』ようにします。
つぎつぎと花をつける 『重ね植え』に挑戦!
2種類以上の球根を層にして植えつけるとゴージャスな印象の鉢になります。開花時期の異なる大小の球根を植えれば、3月上旬にスノードロップ、クロッカス。3月中旬水仙。4月上旬チューリップと次々と花開いていきます。
植え方
「ダブルデッカー植え」という寄せ植えがあります。これは、球根をイラストのように層にして植えつける方法。
球根は大きさによって植えつける深さが違いますから、小さな球根の下に大きな球根を植えてしまうのです。そうすることで、球根と球根がぶつかり合うことなくびっしりと植えられ、花が咲いたときにボリューム感いっぱいの寄せ植えになります。
Point! 球根の位置に注意
上と下の球根はずらして植え、根がうまく伸びていくスペースを確保してやりましょう。
球根と花苗の2段構えにする『隠し球根』に挑戦!
球根は、植えた直後は土しか見えないので、それでは少し寂しいですよね。パンジーやビオラの植え込みから、球根の花もどんどん出てきたら、すてきだと思いませんか?
植え方
パンジーやビオラの中に球根を植え込みます。球根と苗が重なり合わないようにします。
植える前に全ての球根と花苗を仮並べして、植える間隔を確認してから植えつけしましょう。苗の根元に球根がこないように注意します。
春には2段がまえの花の競演が楽しめます。