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セルリの作り方

育て方のポイント
セルリ

1.連作をしない

1~2年せり科の植物を栽培していないところを選びます。

2.追肥をきらさないように

収穫まで時間がかかるので肥料切れにならないように注意します。

3.乾燥に注意

夏の時期は朝夕に灌水します。乾燥を防ぐため株元にワラを厚くしきます。

畑の準備(坪当たり)
  1. 1.苗植えの1~2週間前に苦土石灰700gを散布してください。
  2. 2.5~7日前にチャンピオン堆肥15㎏を混ぜてください。出来れば30cmくらい土とよく混ぜます。
  3. 3.苗植え当日にハイポネックス1000倍を植え穴に施すと根付けを良くします。
植えつけ方

風のない暖かい日を選び、浅く植え、軽くおさえる程度にします。植え付け後は充分に灌水します。4月中旬~5月上旬の植え付けではマルチを行い、それ以前ではトンネルをしてください。
1条植えの場合、30cmくらいを目途に株と株の間をとってください。畦幅は60cmくらいとってください。

※定植10日前から2~3回過石2gを水に溶かしジョウロで苗にかけて置くと、定植後の下葉の黄化が少ない。 植えつけ方
追肥

植え付け2週間後に、化成肥料300gかハイポネックス1000倍をやり、その後3~4日したら追肥をしてください。

敷きワラと灌水

セルリは水の量を多く必要とし、乾燥すると発育が悪く、茎の質が硬くなり、ス入りもしやすくなります。そのため、特に水管理には充分気をつけてください。植え付け後40~50日ごろからは特に水を切らさないようにしてください。夏の高温期にはワラ、くん炭、ピートモス等を敷きつめてください。

腋芽と下葉のかき取り

秋どりのものは腋芽が出やすいので、3~5cmくらいの時にかきとってください。

ジベレリン処理

心葉の立ち上がりが悪いときは、噴霧器 (チューリップ型とかハンドスプレー等でやる)で1株あたり10000倍溶液を5㏄かけてください。
草丈が短く節間の伸びが悪いときは、本葉11~12枚のころに1株あたり3㏄かけ、その後20日目にもう一度かけてください。高温期には中心部をめがけ、低温期には株全体にかけてください。

収穫する約20日前にジベレリン50ppm(2万倍)液の散布をします。高温期には中心部、低温期には株全体をねらって散布します。ジベレリン処理で葉柄を伸ばすとス入りの早くなる心配があるので、収穫が遅くならないようにします。

ジベレリン処理
病害虫防除

1.軟腐病
排水を良くし、チッソを多すぎないようにしてください。茎葉に傷を付けないように作業をしてください。ビスダイセン水和剤を600倍で散布して下さい。

2.葉枯病・斑点病
葉枯病はオーソサイド水和剤80を600倍液で散布、斑点病はダコニールを1000倍、ビスダイセン水和剤を600倍液で散布してください。

3.アブラムシ、ヨトウムシ
モスピラン粒剤等を散布してください。

◎その他の注意
ほう酸欠乏、苦土欠乏、石灰欠乏にならないよう、ほう酸塩肥料、苦土石灰、過リン酸石灰を上手に使ってください。