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植物の冬越し

冬がやってくる前に、”お役立ち冬越しの知恵”をご紹介、手軽にできる対策をさっそくとりいれてみませんか。

知ってトクするユニーク対策

●おすすめのアイデア手作り防寒グッズ

ビニール袋をかける

円形の竹の支柱を鉢植えの土にさして、その上からすっぽりと透明のビニール袋をかけます。蒸れないように、縛る際は、少し余裕を持たせるようにします。


簡易温室

発泡スチロールに棒を立て、ビニールを張ると簡易温室。夜は閉めておき、朝になったらあけて、日光に充分に当て、夕方また閉めます。これはかなり効果あります。


ペットボトルをかぶせる

秋に植えた花壇の小さな苗に、ペットボトルの底を切った物に穴をあけ、苗にかぶせます。雪が降っても雪の重みでつぶされず、枯れる心配もありません。安心して冬越しさせることができます。


ビニールシートをはる

●雪を防ぐためにしていること

地植えにしているものは耐寒性の強いものなので、特別な防寒はいりませんが、降雪が前もってわかっているときは、雪を防ぐために片側のフェンスに数本、園芸用の支柱を斜めに立てかけて、それにビニールシートを張ります。フェンス側から寒風や雪が吹き込むのを防ぐためにも、ビニールはピンなどでフェンスに留めるようにします。コンテナ類は寄せ鉢にして軒下に集め、寒風を防ぐようにします。大きな鉢が余っていれば、二重に重ねたり、上からかぶせることも効果的。

●寒さに備えて刈り込みや施肥をする

冬になる前の段階が大切なので、栄養をつけて、切り戻しも早めに済ませて冬を迎えるようにすること。これが大切です。

観葉植物の越冬

植観葉植物の大部分は、熱帯や亜熱帯が原産なので、どうしても寒さには弱いもの。また、ランや鉢花にも寒さに弱いものがあります。寒さの厳しい冬の間は、室内に取り込んだり、温室の中に入れたりする配慮が必要です。
植物にも寒さに比較的強いものから極端に弱いものまでいろいろあります。植物を良く知って、冬の間、上手に管理しましょう。

室内に取り込む
室内に取り込む目安

植物を屋外から室内に入れる時期は、全国平均では10月の中旬ごろです。ただし地方によって、またその年の気候によっても違うので、夜間の外気温を目安にします。天気予報の最低気温をチェックして、15℃以下になったら、準備をはじめ、12℃前後で取り込むようにしましょう。

葉水
室内に取り込む目安

冬の寒い間、植物は生命力が衰えて、半ば冬眠状態になっています。このような状態の植物にたっぷり水をやることは、かえって弱めてしまいます。
その代わり葉水の回数を増やします。冬は1日に1~2回を目安に。ただし、夜の葉水は凍傷の原因になるので避けましょう。

寒さで弱らせたときの手当て

あきらめてしまう前に、15℃前後の暖房の部屋に移し、明るい日陰に置きます。葉水を1日3回程度かけ、鉢土は乾き気味に管理します。こうした手当てを4~8週間ぐらい根気よく続けます。
回復する可能性があれば、その間に生気を取り戻すか、新しい芽が出るなど、何らかの反応が見られます。


パンジー・ビオラの水やり

庭では植え付け直後を除いてよほど乾燥しないかぎり、水やりの必要はありません。でも、コンテナは乾きやすいので、「土の表面が乾いたら株元にたっぷり」与えます。
常に鉢土を湿らせておくと、根は呼吸できずに根腐れしやすくなります。植物は午前中水を盛んに吸い上げるため、午後に与えた水は長く土中に残ります。土が凍りやすい冬は根を傷め、気温が上がると根腐れの心配もあるので、ベストタイムを下のグラフに示します。
ただ、パンジー・ビオラは水ぎれや低温にも強く、あまり神経質にならなくて大丈夫です。

シーズン別水やりのベストタイム

冬の水やりは暖かい日を選び、与えた水が凍るような日は避ける。